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IRON MAIDEN/NO PRAYER FOR THE DYING アイアン・メイデン 90年作
製造元:EPIC
品番 EK 46905
USA盤 全10曲
アイアン・メイデン 『ノー・プレイヤー・フォー・ザ・ダイイング』
アイアン・メイデンの通算8作目となったアルバムです。
デビューから10周年という節目に、バンドは大きな転機を迎えます。
エイドリアン・スミスの脱退に伴い、ギタリストの交代があり、元WHITE SPILIT、GILLANのヤニック・ガーズを急遽迎えています。
本作直前にブルース・ディッキンソンが初ソロ名義でリリースした「Tattooed Millionaire」は、かなりポップな80年代的アプローチで驚かせましたが、ガーズにそのアルバムに参加していました。
本作はメイデンがストリートに帰ってきた、とも評された言わば異色作とも言える内容で、ほとんどのナンバーが5分以下、曲調もプログレッシヴなものが減り、プロデューサーのマーティン・バーチの手腕が冴えるシンプルでタイトなものとなっています。
アンセム型の大合唱ナンバーよりも、質実剛健、ギミック一切抜きとでも言うべき曲が目立ち、ストイックな感触が残る正統派メタル・アルバムです。
「魔力の刻印」から「キラーズ」とも言えるこの先祖返りは、メイデンが多少なりとも危機感を覚えていた結果ではないかと考えられます。
メタル・シーンの激変期の中、特にイギリスではブリット・ポップと呼ばれるメロディ回帰のロック・バンドが台頭し、いよいよ80年代のメタル・バンドの居場所が無くなっていきます。
奇しくも本作と同時期にリリースされたジューダス・プリーストの「PAINKILLER」は、そんな曇天を切り裂く様な徹底したメタル道を見せてくれました。
対するメイデンは進化と伝統の保持という相対する茨の道を突き進んでいただけに、不安定なバンドの状態とシーンの様変わりを目前に選んだのは、原点回帰だったのだと思われます。
脱退したエイドリアンが残したナンバー、「HOOKS IN YOU」が最も80年代のメイデンを象徴している様なNWOBHM色が強いのが印象的です。
エイドリアンのカラーが強ければ、本作は前作の「第七の予言」にも近い質感になっていたのかもしれません。
ブルースのソロ曲としてサントラ提供されていた「BRING YOUR DAUGHTER〜」の陽性のキャッチーが浮き気味ではありますが、ブルースとメイデンの亀裂もこういった曲調から少しづつ広がっていたと考えだすと、評価のあまり高くないアルバムながら本作がかなり興味深く聴けてしまいます。
1990年度リリース盤
盤面、ケース、ジャケットは、ほぼ新品同様の状態です。
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商品コード : 11843 |
価格 : 1,000円(税込) |
ポイント : 10 |
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10pt |
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