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製造元：WARNER BROS.
品番　9362-49920-1
USA盤　全10曲

アヴェンジド・セヴンフォールド　『アヴェンジド・セヴンフォールド』

アヴェンジド・セヴンフォールドの2007年作、通算4作目にしてセルフ・タイトル作、セルフ・プロデュース作となった1枚です。

前作から大手レーベル移籍、そのサウンドも正統派メタル寄りとなった事で21世紀型メタル・バンドとしての地位を風格を確実なものとした感がありました。

前作の「CITY OF EVIL」が、メタルコア・バンドがクラシック・メタルへの敬意を表した作品だとしたら、本作はメタル・バンドがモダン・ロックと融合した結果とも言えるのかもしれません。

多くの外部ミュージシャン参加、またストリングス導入等、ドラマティックな構成による演出も手伝い、バンドの音楽性は飛躍的に向上している事にまず驚かされます。

更にメロディの充実度も半端ではありません。

極端にスクリームは減ってはいますが、キャッチーな歌メロの洗練度はまさに昨今のラウド・ロックの王道に他ならないものとなっています。

シンプルなジャケからは想像できないバラエティに富んだナンバーの数々、メタルの拡大解釈というよりはジャンルの垣根を飛び越える事を少しも恐れない大胆さには頼もしささえ感じます。

特に最終曲2曲、ロックオペラならぬメタルオペラと言えそうなユニークな「A LITTLE PIECE OF HEAVEN」、カントリー風味の泣かせのバラード・ナンバーの「DEAR GOD」の秀逸さは、新たな魅力が爆発しています。

個人的にはエモメタルと称したい気もしますが、ロック・ファンとメタル・ファンの双方を繋ぐ、最適なモデルケースといったところでしょうか。

2007年度リリース盤

盤面には微弱なキズが数本見られますが、再生には全く問題ありません。
ジャケット（ブックレット・タイプ）は、かなり美品と思われます。
歌詞掲載有りです。