UFO/THE WILD, THE WILLING AND THE INNOCENT 国内リマスター盤-Ｋｅｎ’ｓ Ａｔｔｉｃ ケンズ・アティック

UFO/THE WILD, THE WILLING AND THE INNOCENT 国内リマスター盤

製造元：東芝EMI
品番　TOCP-53120
国内リマスター盤　全9曲（ボーナス・トラック1曲含む）

UFO/THE WILD, THE WILLING AND THE INNOCENT
邦題『ワイルド・ウィリング・アンド・イノセント』

オリジナルは81年作、ＵＦＯの通算9枚目となったアルバムで、彼等のキャリアの中では見過ごされがちな1枚ですが、傑作と片付けるにはあまりにも美しい完成度となっています。

バンド初のセルフ・プロデュース、久々となったヒプノシスが手掛けたジャケット、ロック界におけるストリングス・アレンジャーの大御所、故ポール・バックマスターを迎えての力作なのですが、語るべき点は更にあると思われます。

マイケル・シェンカー脱退後のUFOはN.W.O.B.H.M.ブームの波に押される形で再注目されていましたが、重要メンバーであったポール・レイモンドがMSGに参加、そのMSGはまさに時代の寵児としてシーンのトップへと登りつめていきました。

前作ではまだあまり作曲面で力を発揮しきれていなかったポール・チャップマンが、本作では大きく貢献、これまでのUFO節に加え、ドラマ性、キャッチ―なメロディ・センスを開花させています。

残念ながら2020年、チャップマンは他界してしまいますが、過小評価されすぎているのが実に気になります。

特に最終曲である哀愁バラード、「Profession Of Violence」では、失ったマイケル・シェンカーの穴を埋めるには十分すぎる程の泣き節を聴かせてくれています。

元WILD HORSESのニール・カーターの参加も本作のメロディアスな側面を強調していて、以降のUFOをよりポップにしていく事になるのですが、ここでの欧州的翳りと色気を誇った作風は1枚限りで終了してしまった気がします。

典型的な70年代UFOメロディと、80年代メタルの幕開けを予感させるメロディアス・ハード色が見事に結実した傑作です。

2000年度リリース盤

盤面は、ほぼ新品同様の状態です。
ジャケット（ブックレット・タイプ）も、かなり美品と思われます。
帯有り、解説有り、歌詞対訳付きです。

商品コード : 16891

定価 : ~~1,800~~円

価格 : 2,000円（税込）

ポイント : 20