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製造元：HNE RECORDINGS LTD.
品番　HNECD069
UK盤　全10曲

ガールスクール　『ナイトメア・アット・メイプル・クロス』

ガールスクールの86年作の通算6枚目、とうとうメジャーからドロップ、インディ・レーベルのGWR RECORDSからリリースされた第1弾です。

前作では新メンバー二人を加え、初の5人体制で本作をレコーディング、ジャッキー・ボディミードなる華のあるヴォーカリストを看板に据え、全くの別バンドと思える程サウンドはキャッチーなLAメタル然としたサウンド転換をしましたが、セールス的には見事失敗。

その後ジャッキーはソロ転向のため脱退、バンドは再び4人体制に戻り、リード・ヴォーカルはキム・マコーリフが専念、初期のバイカーズ・メタル、パンキッシュなサウンド回帰をここで計ります。

プロデュースに迎えられたのは彼女達の初期2枚のアルバムを手掛けたヴィック・メイル。

前作で目立った派手なキーボードを一切排除、ワイルドで太いリフを中心にキムのパワフルなヴォーカルが疾走するチューンばかりの好盤となりました。

当時キムが付き合っていたと噂されていたマイケル・モンローの影響が多少あるのでしょうか、ハノイ・ロックス風の展開もチラホラ。

ただ適度なキャッチ―さとコーラスを生かしたサウンド・プロダクションがグラム・メタル感覚を生んでいて、この時代のガールズスクール作品の新たな個性にもなっていたと思います。

コマーシャル性をスポイルしたとはいえ、この時代にあってはアメリカでもガンガンかかりそうな爆走グラム・メタル路線とでも言えそうな好盤だったのですが、残念ながら時代は彼女達に味方しなかったようです。

2016年度リリース盤

新品、シールド未開封品となります。