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KISS/KISS 地獄からの使者 キッス・ファースト 1974年作 国内盤 リマスター
製造元:ユニバーサル ミュージック/ビクターエンタテインメント
品番 UICY 2305
国内盤 全10曲 オリジナル・リマスター
キッス 邦題 『地獄からの使者』
74年作、記念すべきキッスのデビュー・アルバムです。
ジャケットのインパクトこそ当時話題になったそうですが、キワモノ扱いされていたのも事実であり、それは凡庸なハード・ロックとしての内容が更に彼等の評価を決定付けている感が強いと思われます。
サウンド・プロダクションの弱さ、アレンジのシンプルさが彼等のダイナミズムを収める事に失敗、というよりはバンド自体が自身のスタイルをまだ確立していなかったのでは、と思えてなりません。
特にスカスカした音は、当時としては仕方のない事だったのかもしれませんが、以降ライヴ・バンドとして圧倒的な音の壁を作るキッス・サウンドとは程遠いものとなっています。
今改めて聴いても、もっとギターをギンギンに、ドラムをもっとパワフルに、とついついツッコミを入れたくなってしまうのですが、それこそが本作の楽しみ方なのかもしれません。
但し本作における重要な点は、「ビートルズのハード・ロック版」という当初のコンセプトの元で進められたサウンド、メロディが、ある程度成功している事だと思います。
ライヴの定番となったオープニング・ナンバー、「ストラッター」のポップな展開はそれまでのアメリカン・ハードでは見られなかったものであり、80年代メタルへの大きな布石ともなっています。
ハイライトになった「ブラック・ダイアモンド」のメロディアスな構成も後のキッス・サウンドの重要な要素となっています。
特に同曲のドラマティックな構成は、これもまた80年代メタルの強力な参考書となったのではないでしょうか。
荒削りながらも確実に新しいハード・ロックが生まれた瞬間だったのは間違いなく、アメリカン・ハード史上記念碑的な作品であったと思います。
ジャケットに映るメンバーの表情が、どことなく自信無さげに見えるのですが、これもまたKISSが向かうべき方向をまだ模索していたという事なのでしょうか。
2002年度リリース盤
盤面には微弱なキズが数本見られますが、再生には全く問題ありません。
ジャケット(ブックレット・タイプ)上部一ヶ所に、
ケースのツメ痕が薄く付いています。
帯有り、解説、歌詞(英語のみ)掲載有りです。
商品コード : 16115 |
定価 : 1,835円 |
価格 : 1,400円(税込) |
ポイント : 14 |
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14pt |
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