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GIRLSCHOOL/TAKE A BITE 88年作 ガールスクール テイク・ア・バイト
製造元:ENIGMA/GWR
品番 7 75406-2
カナダ盤 全10曲
ガールスクール 『テイク・ア・バイト』
オリジナルは88年作、ガールスクールの通算7作目となったアルバムです。
現存する女性ロック・バンドとしては世界最長寿として知られていますが、本作リリース時の彼女達の立場はキャリアの中でも最も厳しい状況でもあったと思われます。
看板ヴォーカリストであったケリー・ジョンソンの脱退後、華やかさをサウンドに求めるという試行錯誤をしますが、キラキラしたヴィジュアルを持つポップ・メタルの隆盛期の中では、女性という武器もなかなか上手く機能しなかった様です。
元々ガールズ・バンドというよりは、パンキッシュかつメタリックという強力な個性を魅力としていただけに、前作にあたる86年のアルバム、「Nightmare at Maple Cross」では初期のアルバムを手掛けた伝説的プロデューサー、ヴィック・メイルとのタッグを復活させています。
原点回帰が歓迎された事もあり、本作もその名タッグで制作される予定だったそうですが、MOTORHEADやDR. FEELGOOD等、数々の名盤に関わったヴィック・メイルは病に侵され89年に他界しています。
急遽迎えられたプロデューサーは、なんとあのモンティ・パイソンとの仕事で活躍していたAndré Jacqueminなる人物。
おそらくそうした事も理由だったのでしょうがバンド自身が求めるものとは大きく路線が異なるものとなり、グラム・メタル色が再度強化され、遅れてきたLAメタルとでも言うべきサウンドが目立ちます。
多くのバンドにカヴァーされてきたSWEETの「FOX ON THE RUN」を取り上げている事からも、80年代メタルの方程式がそのまま流用されている様な気もしますが、けっして軽めのポップ・メタルになっているわけではありません。
(ちなみにオープニング・ナンバーの「ACTION」はSWEETのカヴァーではなく、オリジナル曲です)
かつてのバイカーズ・メタル的な疾走感、ストイックなリフの積み重ねは保持され、キム・マコーリフのヴォーカルも貫禄を感じさせるものとなっています。
兄貴分のレミーが作曲に加わった「HEAD OVER HEELS」ではいかにも80年代的など派手なアレンジも手伝い、どことなくZZ TOPにも思えます。
こうしたむりくりとも思えるアメリカン・マーケットを意識したサウンド・プロダクションは、当然の事ながら売れなければ全く意味を成さないわけです。
結果的にはレーベルから見放され、バンドは一時期解散するわけですが、本作のあまりにもチープなジャケットの印象や中途半端なキラキラ感は、彼女達の本来の魅力であるパンキッシュなスタイル待望論を強めるだけになった気がします。
各曲の完成度はけっして悪くありません。
強力なフックこそ見当たりませんが、ヘヴィ過ぎずポップ過ぎず、まるでAC/DC作品で得られる様な染み込みの良さが見られます。
ただやはりジャケットを見る度にやるせない思いにさせられるのですが、それこそが80年代終末という事であり、音にもそうした空気が漂っているのは否めません。
1989年度リリース盤
盤面は、ほぼ新品同様の状態です。
ジャケット、ケースも、かなり美品と思われます。
商品コード : 13987 |
価格 : 2,000円(税込) |
ポイント : 20 |
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20pt |
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