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TILT/TRICK ティルト トリック 88年作 メジャー・デビュー作 旧規格盤
製造元:POLYDOR
品番 H33P20256
国内盤 全9曲
ティルト 『トリック』
名古屋発の5人組、TILTのメジャー・デビュー作となった1枚です。
80年代ジャパメタ・シーンの中では後発組となりましたが、早くからライヴでの定評は知られていて、そのケバいヴィジュアルとバッドボーイズ風のR&Rセンスは当時の日本においては稀有な存在であったと思われます。
44MAGNUMやZIGGYといったバンドよりも猥雑で、卓越したバンド・サウンドはおそらくこの手のバンドの中ではトップ・クラスであった筈です。
年間200本近くのライヴをこなす事で培われたスキルと、日本人離れした先天性のロッカー気質が、今聴いてもかなりカッコ良いから困ってしまいます。
元々正統派メタル、プログレと幅広い音楽性を持ちながら、メンバー・チェンジを経てこのスタイルに辿り着いた様ですが、さすがに一本調子にならない器用なソング・ライティングもバンドの個性であったと思います。
ヴォーカリストのスリージーなスタイルもなかなか他では見られないタイプであり、英語曲による不自然さもほとんど気にならない程表現力が優れています。
「CHEAP THRILLS」、「SWEET EMOTIONS」、「BLUE JEAN QUEEN」等の、ベタな洋楽指向も、一歩間違えればギャグにさえ成りかねないところですが、バンドの力量により完全にものにしているのには頭が下がります。
唯一のスロー・ナンバー、「WHO'S GONNA WIN?」での枯れ具合もお見事で、エアロスミスやモトリー・クルー等が演っていてもおかしくないバラードとなっています。
加えてサウンド・プロダクションがかなりしっかりしているのが目立ち、少しも古臭さを感じないのですが、ここまでいくと一体何故大ブレイクしなかったのか、本当に不思議にさえ思います。
愛想の良いポップ・センス、そしてスタジオ盤では収まりきらなかったライヴ・バンドとしての醍醐味がほんの少し足りなかったのでしょうか。
1988年度リリース盤
盤面は、かなり綺麗な状態です。
ジャケットも、比較的美品と思われます。
帯無し、歌詞カード付きです。
商品コード : 13867 |
定価 : 3,000円 |
価格 : 3,000円(税込) |
ポイント : 30 |
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30pt |
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