ストライパー/7 SEVEN THE BEST OF STRYPER +新曲2曲 03年リリース-Ｋｅｎ’ｓ Ａｔｔｉｃ ケンズ・アティック

ストライパー/7 SEVEN THE BEST OF STRYPER +新曲2曲 03年リリース

製造元：HOLLYWOOD RECORDS
品番　2061-62391-2
USA盤　全18曲

ストライパー　『7 セヴン　ザ・ベスト・オブ・ストライパー』

ストライパーの通算7作目という意味で冠せられたアルバムは、彼等の復活の狼煙となったベスト盤で、待望の新曲も2曲含まれました。

実際には5枚のオリジナル・アルバム、そして前作にあたる6作目はやはりベスト盤で、12年ぶりに立て続けにベストがリリースされた形となりました。

当然の事ながら、前作とかぶる曲も多く、この強引なリリースに疑問を持たざるを得ないところですが、冒頭の新曲2曲を聴くためだけでも本作は意味のあるものとなったかもしれません。

更に今回はマイケル・スウィート本人の監修によるもので、全盛期の5作品の中から的確にセレクトがされている点も見逃せません。

リマスターも施されている様で、全体的にクリアになった印象がします。

肝心の新曲なのですが、意見が分かれるところでしょうが、熱心なストライパー・ファンであっても往年の美メロ、分厚いコーラスといった彼等最大の魅力をここに見つける事は難しいでしょう。

他の80年代メタル・バンドにも言える事ですが、時を経てのサウンドの変化に対する失望、落胆の声を聞く事が少なくありませんが、果たしていつまでそうした風潮が続くのか少し不安になってきます。

「Something」、「For You」の2曲は、けっしてグランジ症候群を感じさせたり、ニューメタルの洗礼を受けたものでもないと思います。

アダルトになったと言ってしまえば身も蓋もありませんが、ポップ・メタルの理想的な年の取り方をしていると思われ、適度に抑制された情緒性の中にもしっかりとしたメロディの素晴らしさが光っています。

ある意味80年代を現役で過ごしてきた世代にとっては踏み絵的な2曲と言え、若い世代の人達にとってはLAメタルという一過性のブームを正しく理解するための材料となると思います。

本作以降の彼等のアルバムを聴く限り、前述の2曲は確実に意義深いものであったと、個人的には信じています。

2003年度リリース盤

盤面には微弱なキズが数本見られますが、再生には全く問題ありません。
ジャケット（五つ折りタイプ）は、かなり美品と思われます。
歌詞掲載有りです。

商品コード : 12750

価格 : 1,600円（税込）

ポイント : 16