PRETENDERS/プリテンダーズ Ⅱ 81年作 国内盤 クリッシー・ハインド-Ｋｅｎ’ｓ Ａｔｔｉｃ ケンズ・アティック

PRETENDERS/プリテンダーズ Ⅱ 81年作国内盤クリッシー・ハインド

製造元：WARNER
品番　20P2-2349
国内盤　全12曲

プリテンダーズ　『プリテンダーズ Ⅱ』

オリジナルは81年リリース作、プリテンダーズのセカンド・アルバムとなった1枚です。

アメリカ人でありながら、リーダーとしてイギリス人の男性メンバー3人を率いたクリッシー・ハインドの姉御ぶりと、通好みのするメロディ・センスが個性ではありましたが、時代背景を考えるとこのアルバムの重要性がもっと見えてくると思います。

当時の英国はパンクからニュー・ウェイヴへと橋渡しがされ、その結果ロック的脈絡から外れようとするバンドも多く出てきた時代でした。

すでに70年代ロックの甘く妖しい旨味は廃れようとしていた頃ですが、ガツンとくるロックを欲していた空気も相当あったのだろうと思います。

プリテンダーズの登場時、パブ・ロック、パンクの影響をそこはかとなく感じさせながらも、王道ロックのツボをしっかりと押さえていたバンドとして大歓迎されたのも良くわかる気がします。

前作よりも更にソリッドなロック・バンドとして聴かせる本作は、時代的にもイギリスでN.W.O.B.H.M.が盛り上がろうとしていた頃で、シーンの変遷の狭間にあっても違和感がなかったのは、基本がしっかりとしたロックだったからだと思います。

プリテンダーズ流のハード・ロック、「THE ADULTRESS うわさの女」は、女性の視点から書かれたものではありますが、サウンドとしてはこれが新しかったのだと思います。

加えて「MESSAGE OF LOVE」や「TALK OF TOWN」においての相変わらずのパワー・ポップ・センスの素晴らしさ、あるいはレゲエ・ビートの堂々とした使い方等も見られ、パンク・ファンからもすんなりと受け入れられていった要因になったのではないでしょうか。

前作に引き続きKINKSのカヴァーをここでも披露していて、このバンドの情緒過多にならないメロウな部分も光っています。

バラエティに富んだナンバーが揃った中、クリッシーのクールなヴォーカルにより統一された好盤になっていて、ジャンルを越えて愛されるべき1枚だと思います。

1988年度リリース盤

盤面は、かなり綺麗な状態です。
ジャケットも、比較的美品と思われます。
帯無し、日本語解説書（英語歌詞のみ掲載）はかなりシワが強く付いています。
ご了承下さい。

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商品コード : 12728

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