HARLAN CAGE/ハーラン・ケイジ 96年作 国内盤 美メロ炸裂盤-Ｋｅｎ’ｓ Ａｔｔｉｃ ケンズ・アティック

HARLAN CAGE/ハーラン・ケイジ 96年作国内盤美メロ炸裂盤

製造元：KING RECORDS
品番　KICP-548
国内盤　全14曲　

ハーラン・ケイジ　『ハーラン・ケイジ』

4枚のアルバムを残し、メロディック・ロック・ファンには名の知れたバンド、ハーラン・ケイジのデビュー・アルバムです。

元FORTUNEのヴォーカリスト、ラリー・グリーンとキーボーディストのロジャー・スコット・クレイグが結成したプロジェクト・バンドなのですが、これが悩ましい程80’sプログレ・ハードにどっぷり浸かったサウンドを奏でてくれています。

フォーチューンという名を持つバンドは、実はかなり多く存在して困るのですが、メロディアス・ハード界では北欧のバンドのFORTUNEが有名だと思いますが、彼等はアメリカのバンドで苗字がFORTUNEという兄弟を中心に結成されたという、かなりややこしい話になっています・・・

ただこのハーラン・ケイジ、のっけからフォリナー顔負けの哀愁メロディを聴かせてくれて、その美旋律の持続力はアルバム最後まで貫かれていくというソング・ライティング・センスが見事です。

ヴォーカリストはジミ・ジェイミソンにも似た声質のため、サバイバー、そしてジャーニーを思わせずにはいられないといったところでしょうか。

「LET IT RAIN」ではTOTOのスティーヴ・ポーカロが作曲、そしてピアノで参加している等、適切な人材が適切な曲に招かれているのも印象的です。

確かに個性も革新性も一切無し、ただただ耳障りの良いAOR系のサウンドに徹しているという揶揄もできるでしょう。

ただやろうと思って本当にできる事でしょうか。

JOURNEYやFOREIGNERに似ていると言う表現は、これまで実に多くのアルバムに使われてきたと思います。

それは言い換えれば、そうしたアメリカン・プログレ・ハードが普遍性を持ち得た事に繋がるのだと思います。

70年代後半から続くその脈々と息づくメロディの系譜を、正統に受け継ぐのはなかなか困難な事だと思います。

時代を無視し、マーケットを無視し、ロックのダイナミズムを矮小化せずに、尚且つ一定以上のメロディ・メイカーとしてのセンスを保ち続けるという行為になるからです。

本作はそうした茨の道を歩むバンドが生み出した、高性能かつ奇跡的なデビュー作となったと思えてなりません。
　
1996年度リリース盤

盤面は、ほぼ新品同様の状態です。
ケース、ジャケットも、かなり綺麗な状態です。
帯有り、解説、歌詞対訳付きです。

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商品コード : 12615A

定価 : ~~2,500~~円

価格 : 1,000円（税込）

ポイント : 10