MESSAGE/FINE LINE 98年作 メッセージ ファイン・ライン 国内盤 メロハー名盤-Ｋｅｎ’ｓ Ａｔｔｉｃ ケンズ・アティック

MESSAGE/FINE LINE 98年作メッセージファイン・ライン国内盤メロハー名盤

製造元：VICTOR
品番　VICP-60511
国内盤　全12曲（ボーナス・トラック2曲含む）

メッセージ　『ファイン・ライン』

BON JOVIの熱心なファンには馴染み深いと思われるMESSAGEの、フル・アルバムとしては第1弾となったアルバムです。

リッチー・サンボラ、そしてアレックス・ジョン・サッチが在籍していた事で有名ですが、元々はヴォーカリストのディーン・ファザーノを中心としたバンドでした。

彼等は80年にインディーズでミニ・アルバムをリリースしますが、ご存知の様に前述の二人は以降ボン・ジョヴィに参加し大ブレイクを果たします。

残されたディーンはその後PROPHETに参加します。

このプロフェットも後にDANGER DANGERのヴォーカリストとして大成するテッド・ポーリーがドラマーとして在籍していた事で有名で、美麗なメロディが個性のプログレ・ハード・バンドでした。

その後ディーンはリッチー・サンボラ、そしてジョン・ボン・ジョヴィのソロ・アルバムにも参加しながらも、虎視眈々とキャリアアップの機会を狙っていたのでしょう。

強烈なインパクトよりも情感溢れる声が特徴であり、メロディ・メイカーとしてのセンスにも長けていたディーンは、こうして考えると悲運のヴォーカリストではありましたが、なんと18年ぶりにメッセージを復活させます。

実質的には彼のソロ・プロジェクトと言えるバンドで、この伝説的なメロディアス・ハード・バンドの名義を復活させる事によりブレイクを果たそうという一念発起したという事だと思います。

プロデュースに関わったのは、THE DISTANCEのケニー・ケイオス・ロニー、LOVERBOYのポール・ディーン、アルド・ノヴァと、メロディック・ロック・ファンにとっては実に興味をそそられる人達ばかりです。

実に渋い選曲なのですが、BON JOVIのアウトテイクであり、「THESE DAYS」のボーナス・ディスクにデモ・ヴァージョンとして収録された「FEELS OF FIRE」のカヴァー、アルド・ノヴァがジョン・ボン・ジョヴィとの共作でかつて発表した「HEY RONNIE」のリメイク・カヴァー等、注目すべき点もあるのですが、自作曲の完成度の高さにまず驚かされます。

ルー・グラムやマイク・レノを思わせながら、メロディを大事に歌い上げるスタイルと、強烈な印象を残す優れた作曲センス、全てが軽く平均点をクリアしています。

残念ながらどんなに内容が素晴らしくても、この手の音が大衆に支持される時代はすでに終わっていたわけです。

ただそうした現状を全く考慮せず、こうして自分の信じる高性能メロディアス・ハードを作ってくれる事に感謝しなければと思います。

1998年度リリース盤

盤面は、かなり綺麗な状態です。
ケース、ジャケットも、かなり美品と思われます。
帯無し、解説、歌詞対訳付きです。

商品コード : 12114

定価 : ~~2,520~~円

価格 : 1,000円（税込）

ポイント : 10