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LOU REED & METALLICA/LULU 2011年作 ルル ルー・リード & メタリカ
製造元:VERTIGO
品番 602527815978
EU盤 2枚組 全10曲 (DISC 1 全6曲、DISC 2 全4曲)
ルー・リード & メタリカ 『ルル』
ルー・リードの遺作となったアルバムで、ロック史上稀に見る異色のコラボとなった作品です。
ルー・リードのアイデアを基に、メタリカがジャム・セッションより曲を仕上げた本作は、特にメタリカ・ファンからは酷な評価を受けてきたと思います。
ただ個人的にはルー・リードというかなり特殊なアーティスト、ロッカーを知らない人にとっては、聴きづらくなるのも仕方ないとは思いますが、歴史的にも重要なアルバムとして見逃す事はできません。
「ルル」は、19世紀のドイツの劇作家、ヴェーデキントの戯曲が元になっており、オペラ劇としても有名です。
原作は自由奔放、魔性の女として描かれている主人公、ルルを取り巻く男達の不幸な運命を描き、そして当時ヨーロッパを恐怖に陥れていた切り裂きジャックが登場する等、猥褻文書として厳しい検閲を受けたものです。
ロック史上最も優れた詩人、ルー・リードの頽廃的な描写と、ポエトリー・リーディングも含んだ独特の語り口にメタリカのヘヴィ・サウンドが絡む様は、確かにヴェルヴェッツや73年作の「ベルリン」に通じる血生臭く猥雑なヒリヒリした世界となっています。
巨大なロック・アイコンの共演と言うより、ルーが強力なバック・バンドを従えている、というイメージが強いため、メタリカ・ファンには?マークが付いてしまうのでしょう。
両者の個性のぶつかり合いを期待するには本作のテーマ自体がインパクトがありすぎるために、じっくり腰を落ち着けて聴き入る事を強要され、次第にアンモラルな世界に取り込まれてしまう、というのがこの作品の本質ではないでしょうか。
メタリカは大先輩にけっして遠慮する事なく自分達の持ち味を発揮し、片や孤高のアーティストであった偉大なヴォーカリストはその自由さ、ヘヴィさを許容したのは間違いないと思います。
2011年度リリース盤
盤面は、2枚ともかなり綺麗な状態です。
ジャケット(ブックレット・タイプ)も、かなり美品と思われます。
歌詞掲載有りです。
商品コード : 11674 |
価格 : 1,400円(税込) |
ポイント : 14 |
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14pt |
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