トップ > すべての商品 > ROXY BLUE/WANT SOME? ロキシー・ブルー ウォント・サム? 92年作
ROXY BLUE/WANT SOME? ロキシー・ブルー ウォント・サム? 92年作
製造元:GEFFEN
品番 GEFD-24464
USA盤 全12曲
ロキシー・ブルー 『ウォント・サム?』
ゲフィンが鳴り物入りで92年にデビューさせた、ロキシー・ブルーのファースト・アルバムです。
期待の大型新人として、日本でも一時期話題になりましたが、その後泣かず飛ばずの状態で自然消滅してしまいました。
個人的にはガンズ・シンドロームとして呼んでいるHR/HM系の悲劇的な運命の最たる例として挙げられるバンドだと思うのですが、アルバムそのものは簡単に否定するにはもったいない完成度を誇っています。
ガンズ以降、多くのバンドが引き上げられては捨てられていったわけですが、ほぼ同時期に進行していたグランジ旋風、そしてそれに触発される様に巻き起こっていったメタルの分裂、再生という時流を無視し、80年代のビッグ・セールスの幻影を求め続けたレコード会社の欲とも分析できるガンズ・シンドロームは、本来のバンドの魅力、資質を伝えきれぬままに切り捨てていた気がします。
このロキシー・ブルーも完全なる80年代メタルの申し子であり、POISONやWARRANT、SLAUGHTERといったバンドと同列で語られるべきバンドだったと思います。
マネージメントは、かつてロニー・ジェイムズ・ディオと共にELFを結成したダグ・サーラー(セイラー)。
数々の大物アーティストを抱え、80年代にはモトリー・クルーを育てた事で有名な人物です。
更にA&Rには、ドッケンやガンズを見出してきたトム・ズータウ、そして本作プロデュースはガンズを大ブレイクさせたマイク・クリンクと、まさに売れる方程式が完璧に採用されています。
ヘヴィ&ダークなサウンドが時代を覆う中、陽性のパーティー・ロックから、爽やかなパワー・バラード、脳天気とも言えるイケイケのポップ・メタルを炸裂しているのですが、ご存知の通り売れたとはお世辞にも言えないアルバムとなってしまいました。
冷静に見るならば、決定的な個性不足があったのだと思います。
ルックス、作曲能力、ヴォーカル、ギター、どのどれもが平均点をクリアしていながら、華となるべき輝きに欠けていたのかもしれません。
ジェイニー・レインやセバスチャン・バックの様な華やかさや、「WELCOME TO THE JUNGLE」や「SHOUT AT THE DEVIL」の様な強烈なフックが無いという事になるのですが、この決定力不足こそが80年代の喧騒を引きずってしまっている感もあり、どこか憎めないのも事実です。
ただ唯一のカヴァーである、THE WHOの70年代の曲、「SQUEEZE BOX」が一番グラム・メタルっぽく聴こえてしまうのは残念なところです。
いずれにしても甘くてキラキラしたポップ・メタルのオムニバス的な魅力が詰まった1枚である事には変わりなく、時々引っ張りだして大音量で聴きたくなるアルバムだと思います。
1992年度リリース盤
盤面は、かなり綺麗な状態です。
ケース、ジャケットも、美品と思われます。
商品コード : 13289 |
価格 : 1,000円(税込) |
ポイント : 10 |
|
10pt |
GMOポイントは ショッピングモールやサービスの垣根なく 多くのネットショップや複数のサービスで 利用する事ができる共通ポイントです。
|
|
|
|
10pt |
GMOポイントは
ショッピングモールやサービスの垣根なく
多くのネットショップや複数のサービスで
利用する事ができる共通ポイントです。
会員登録で送料無料!5,000円以上のお買上げで5%引き!
品切れ SOLD OUT